緊急透析の適応五箇条

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透析適応AIUEO

透析の開始基準AIUEO

  • Acidosis(アシドーシス)
  • Intoxication(薬物中毒)
  • Uremia(尿毒症)
  • Electrolyte(電解質)
  • Overload(うっ血)

Acidosis

pH<7.1の代謝性アシドーシスが適応。もちろん代謝性アシドーシスの原因検索と介入が大前提ではあるんですが、アシドーシスが続くとカテコラミンが効きにくくなるので、治療にも差し障りが出ます。集中治療室で加療しているのに代謝性アシドーシスが続く場合は透析を検討しましょう。

何回もいいますが原因検索が最重要ですからね!透析したから終わり、じゃありませんよ。

Intoxication

典型的な薬物中毒、、、、、だけじゃなくてリチウムなど普通に治療用の内服でも適応ですからね。まぁ透析して体内から除去可能かどうかは調べる必要がありますけど。例えば降圧薬のアムロジンの中毒は透析無効です。

Uremia

明確な定義っていうのはないみたいですね。BUN、Creが高くて症状があれば(嘔気、意識障害など)適応らしいです。

そもそも尿毒症自体が除外診断でしか診断できないので、目の前の症状を訴えている患者に対してBUN/Cre値以外異常がなさそう、って人に対し透析を依頼するって形になると思います。

Electrolyte

主にカリウムがメインでしょう。GI療法でも下がらない場合や、不整脈が頻発している場合が緊急適応です。

Ca、Mgが高くて意識障害になっている症例も適応。

Overload

利尿剤でもうっ血が解消されない場合に適応。

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